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長崎大・山下俊一教授の『語録』 「100ミリ以下は安全」放射線アドバイザー山下俊一氏に苦言殺到 Our Planet TVhttp //www.ourplanet-tv.org/?q=node/1037 (引用開始) 福島県放射線健康リスク管理アドバイザー・山下俊一長崎県大学教授が、就任以降、福島県内のメディアや講演で、「100ミリシーベルトは大丈夫。毎時10 マイクロシーベルト以下なら外で遊んでも大丈夫」と発言してきたことに対し、3日に福島県二本松市で開催された講演会で、住民から次々と厳しい意見が飛ん だ。 また「将来、子どもたちに何か影響があった場合に、責任がもてるか」との質問に対しては、「将来のことは誰も予知できない」とした上で、起こった病気が放射線のせいかどうかを調査するには、福島県民全員による、何十年間もかけた疫学調査が必要と回答した。 (引用終了) 動画 前半講演 http //www.youtube.com/watch?v=7364GahFWKI feature=related 後半質疑応答 http //www.youtube.com/watch?v=ZlypvPRl6AY feature=related 質疑応答(一部抜粋) 質問:先生にも覚悟をもっていただきたい。安全というなら、お孫さんを連れて砂場で遊んで頂きたい。 山下:もし私がそれをしたら信じてくれますか?私は基本的に被ばく二世で、親戚ろうとうみんな原爆で亡くなりました。親たちの代は私たちを連れて、みんな汚染された水を飲み、復興してくれました。広島の方々も一緒だと思います。他にチョイスがない、逃げられない人たちはそこで自分で自分の道を切り開いていったんですね。もちろん、今、住職さんの言われた私への期待は重いほどよくわかります。私がそれに応えて、孫を連れてきて砂場で遊んで、みんなが信じてくれるのだったら、お安い御用だと思います。私は住職さんとのお約束を守りたいと思います。 質問:これまで、福島は安全です。安全ですと言い続けてきたが 将来、子どもたちに何か影響があった場合に、責任がもてますか?イエスかノーでお答えください。 山下:基本的に大切なことは、将来のことは誰も予知できないんですね。神様しかできないんです。彼の質問に答えるには、膨大な数の疫学調査がいるんです。 起こった病気が放射線のせいかどうかを調査するには、福島県民全員の協力が必要となります。 正しい診断をし、正しい経過を把握するには、何十年間も必要なんです。数年、5年、10年ではなかなかその結果はでない。そのレベルの話ですので残念ながら、今の質問にはイエスともノーとも答えられません。 質問:市政だよりなどに、マスクもしなくても大丈夫だと先生の話が書かれていて100ミリ先生の言葉を信じて、戻ってきている人もいる。20ミリが最大だ、その下は自己責任になりますところっと話が変わっている。今までが間違っていたのか、話して欲しい 山下:これがみなさんの混乱の一つの原因だと思います。私は、みなさんの基準を作る人間ではありません。みなさんへ基準を提示したのは国です。私は日本国民の一人として国の指針に従う義務があります。科学者としては、100ミリシーベルト以下では発ガンリスクは証明できないだかた、不安を持って将来を悲観するよりも、今、安心して、安全だと思って活動しなさいととずっと言い続けました。ですから、今でも、100ミリシーベルトの積算線量で、リスクがあるとは思っていません。これは日本の国が決めたことです。私たちは日本国民です。 質問:文部科学省は、先生が100ミリ以下は安全だと言っているということに対し「指導する」と昨日、テレビで言ってましたよね。 山下:私は多分指導されるでしょう。甘んじてそれを受けなくはいけないと考えます。 質問:マスクはしなくていいんですか。先生は気休めだと言っている。 山下:はい、今の状況はまったくそうです。大気中に放射線ヨウ素はもうありません。ほぼ放射線セシウム137です。 衛生上、それをきちんとするということは、子どもたちに注意を喚起する用心するということでは非常に重要だと思います。ですから、私ともう一人の放射線アドバイザー神谷先生は、しっかりとそのことをご説明していると思います。 質問:布団は干しとか、洗濯物を外に干すのは大丈夫か? 幼児に対する日常生活の注意点は? 山下:こうした個別の質問、たくさんあると思います。当初は数字が提示されていませんでしたから、単純に10μSv/h以下になればそんなに心配はないですよ。1μSv/hだったら全く心配ありませんよ。その間は、明確な結論が出せずに、話をしていました。しかし国は20mSvをもって、3.8μSv/hというのを出しましたからやはり測って、それのレベルを遵守するということが重要になります。 私は皆さんとずっとお話して来た当初は、クライシスコミュニケーショんといって危機をいかに未然に防ぐかという話をきてきました。しかし、今日、皆さん方が来てよくわかるように、具体的にどうするか放射線とどう付き合うかということが、皆さんのメインのテーマだと思います。 先ほどの質問で「二本松は危険だから逃げろ」というのがありましたがとんでもない話です。今のレベルは全く心配ありません。その保証を、私の首をかけろというならかけますが、私は子どもたちよりも早く死にます。 もし文科省が私を喚問するのであれば、私はそれに行かなければならないと思います。ただ伝えたい根拠は理論ではありません。現実です。皆さん、現実、ここに住んでいる。ここに住み続けなければなりません。広島、長崎もそうでした。チェルノブイリも550万人もそういう状況で生活しています。そういう中で、明らかな病気は、事故直後のヨウ素による子どもの甲状腺がんのみでした。私はその現実を持って皆様にお話をしています。ですから国の指針が出た段階では国の指針に従うと、国民の義務だと思いますからそのような内容でしかお答えできません。 今の環境庁がもし、年間20mSv以下であれば外に布団を干すということもご自由ですし、何もしても自由です。国がその線引きをしちゃったのです。線引きをした段階でちょっとでも超えると危ない、問題だということに対してじゃあこれをどう考えましょうか。 ということを私は皆さんと一緒に問おています。お母さんのご心配も十二分に分かります。でも、この二本松で、3.8mSv/h以下であれば、そこで干そうが子どもを遊ばせようと問題ないと思います。 質問:私は学校に勤めていて、文科省が出した3.8mSv/hという基準に悩んでいる。もうヨウ素はないと言われているが、土壌の検査の結果では、ヨウ素6200ベクレル、セシウムは16900ベクレルある。飯館はホットスポットだが、それ以外で見ると中通の線量が高いが線量が非常に高かった3月15日頃、みんな知らずに、マスクさえつけなかった。年間20ミリシーベルトという指針が出されているが文科省の累積に3月23日までの線量、内部被ばくも入っていない。 年間20ミリシーベルトになるのではないかと心配だし、その基準にも疑問。山下先生はアドバイスをする立場にいるので県なり、文科省なり、行政に私たちが安心して暮らせるようなアドバイスをしていただきたい。 山下:過去の積算が出されていないというのはまさに仰る通り、3月12日から3月いっぱいのデータも当然公開されると思います。それを踏まえた上で、20mSvについて安全か、安全でないか議論されます。 そして今すぐ何ができるかという問題を提言されました。残念ながら、この福島の中通り地区も、みんな汚染をしました。放射線物質が降り注いだという非常事態にあります。その渦中で、そういう措置をすることがすることが本当に適切か。自分のところだけで済まない、多くの方々の対応をどう統合していくかということを早急に多分、教育委員会や県、国が対応して回答を出すだろうと思いますのでこれはしばらくお待ちいただきたいと思います。 質問:国の基準に従うしかないというお話をされたのですが、先生は、県を通して国に提案する立場にはないでしょうか。 山下:直接国に話をできます。話をしています。 長崎大・山下俊一教授の『語録』
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▽下へ/口トップへ/ 食品の放射線量 / 水道の放射線量 / 野菜の放射線量 / 魚の放射線量 / 貝類の放射線量 / 海草の放射線量 / ▽下へ/口トップへ/ 放射線危険レベル 報道 showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。 ▽下へ/口トップへ/ 報道 feedreader プラグインエラー 正常に取得できませんでした。 ▽下へ/口トップへ/ 報道 showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。 ▽下へ/口トップへ/ 報道 feedreader プラグインエラー 正常に取得できませんでした。 ▽下へ/口トップへ/ 報道 feedreader プラグインエラー 正常に取得できませんでした。 ▽下へ/口トップへ/ showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。 ▽下へ/口トップへ
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9 中毒,放射線障害 約8% A 中毒の発生要因 B 中毒の病態生理 化学物質の吸収・代謝・排泄 中毒量,致死量,LD50 急性中毒,慢性中毒 発癌性 生殖毒性 依存 C 放射線の身体的影響 早期障害〈急性反応〉 晩期障害〈遅発性・晩期反応〉 放射線誘発癌 D 放射線の胎内被曝の影響 妊娠時期と放射線感受性 E 放射線の遺伝的影響 生殖腺線量 遺伝有意線量 F 放射線の確率的・非確率的影響 閾線量 リスク係数
https://w.atwiki.jp/showart/pages/17.html
種別 所属 分野 研究者 共同研究者 タイトル 雑誌名 発表会名 巻(号) ページ 年 論文 藤が丘 総合 安田光慶 加藤京一 内山裕史 放射線部の医療安全における危険予知トレーニング(KYT)導入の効果 Effect of Kiken-Yochi Training (KYT) Induction on Patient Safety at the Department of Radiological Technology 日本放射線技術学会雑誌 69(7) 788-794 2013
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サイトトップページへ/ 放射線の人体への影響 / ベクレルとシーベルト 【私的な被曝放射線量率の安全基準】 原子力資料情報室(CNIC) - 放射能ミニ知識トップ clor 新・全国の放射能情報一覧 1 各都道府県内の放射線量の最大地点を一覧にしています。県名クリックで都道府県別の詳細に移動できます。 ※ 自然放射線:大地(≒0.48mSv/y)・空中(≒1.26)・飲食(≒0.29)・建物などから 2.4mSv/y 上記の数値を簡便的に理解するために。(Sv:すべての計算が終わってから ×0.8 で理解すればいい。) 1Gy/h = 0.8Sv/h = 800mSv/h = 800000μSv/h = 80rem/rad/h = 80R/h 1Gy ≒ 100rad と考えて。 1Gy/h = 1Sv/h = 1000mSv/h = 1000000μSv/h = 100rem/rad/h = 100R/h .
https://w.atwiki.jp/showart/pages/20.html
種別 所属 分野 研究者 共同研究者 タイトル 雑誌名 発表会名 巻(号) ページ 年 論文 藤が丘 IVR 安田光慶 加藤京一 田邊頌章 金属フィルタを用いた循環器専用撮影装置における放射線被ばく低減の検討Examination of Patient Dose Reduction in Cardiovasucular X-ray Systems with a Metal Filter 日本放射線技術学会雜誌 68(3) 247-253 2012
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放射線、放射能の基礎知識 放射線と原子力発電所事故についてのできるだけ短くてわかりやすくて正確な解説 http //www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/ ※おすすめです。 放射能、まず基本から学ぼう。学ぶための資料やテキスト http //www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/126.html 「放射能なんて、まったくわからない」という方のための、 やさしいレベルの資料や、スライドなどでわかりやすく学べる資料 を紹介します。 放射線量について http //www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/39.html 私たちが受けている環境放射線(自然放射線)と人工放射線の量、割合などについて説明しています。 外部被曝 内部被曝について http //www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/22.html#hibaku 放射線による被曝は、二種類あり、外から、内からの二種類あります。 放射線はうつる? http //www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/22.html#kansen もっとも基本的なことですが、放射線が感染するようなことはありません。ナンセンスです。 放射能についての用語:放射線、放射性物質、被曝(リンク) http //www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/21.html 放射線測定について http //www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/42.html ガイガーカウンターなど、放射線量を計測することについて リンク集:放射能についての用語 http //www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/21.html
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678 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/02/08(日) 00 21 19 ID 24VuyZxB 「もう、十分だよな。俺がもし居なくっても、お前らは十分やってけるだろ」 「おやおやどうしたんすかセンセー、クビ諦めちゃったんすか?」 「んー、いや…うむむ。違うんだが…お前らには色々迷惑かけたしなあ」 「センセーは昔からセンセーっすよ。 突然ぼあーっと燃えたかと思えば、急に沈んじゃったり。 指導者らしく立派になってもセンセーは何も変わらないです」 「ん、む…ちょっと耳に痛いけどな…」 「あたしら、それに引っ張られて今までやってきたんすから」 「そうかあ?」 「先生も、室江高校剣道部の一員っすよ、あたしが保証してあげます」 「そうか…悪いなキリノ。ちょっと弱気になってたな、俺」 「へへへ。ところで、お弁当のエビチリが余ってるんすけど…」 「食う!」 コジローがキリノにこんな事を漏らすとは思えないんだけど、 もし言っちゃったらこんな感じだと思った。 現実的にはもっともっと匂わせ気味にだけど(それが難しいんだが)
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586 名前:地震雷火事名無し(東京都)[] 投稿日:2011/08/17(水) 02 04 22.95 ID lPYkkDxe0 [1/3] 565 む~~。内面の憶測から論を始めるのはちょっと乱暴かと… 単純にICRPとかWHOの立場に忠実なだけじゃないのかな? ただ、長崎大学といい、広島大学といい、被曝都市の大学医学部の放射線関係者がが軒並み御用の様相を呈しているのは俺も気になっていた。 中国新聞で2007年2月から連載された「放影研60年」というシリーズ(中国新聞のサイトで閲覧可能)を読んでいてふと、 こういうことなのかな?と思い当たる記事があった。 第4部『海の向こうで 1.前向きに 米恨まず治療の道一筋』という記事。 広島大学医学部出身、今は米国の大学で放射線腫瘍学の教授をしている女性にスポットを当てている。 「千羽鶴」の佐々木禎子さんの同級生で、「原爆の子の像」建立にも力を尽した人だという。 広島大学卒業後、ABCCを経て米国留学。ご主人はABCC理事だが反戦的な傾向の強い人。 この人の年代にとって米国留学というのはけっこう魅力的だったかもしれない。 こういう魅力を提示しながら、米国は長い時間をかけて人を育ててきたのではないだろうか? ご本人には原爆の後始末などという意識はまったくなく、本当に善意の人なのだろうと思う。 一方で、その人の反核兵器の意思が強ければ強いほど「放影研」の平和的な側面を強調することができる。 590 名前:地震雷火事名無し(東京都)[] 投稿日:2011/08/17(水) 03 18 49.83 ID lPYkkDxe0 [3/3] 589 敗戦後しばらくの間、そして今も本音ではそうかもね。 ただ、 586の記事からは反核反戦的な人間を意図的に採用したのではないかという気もする。 平和と日米友好のシンボル的な存在として。 586の女性がABCCにどういう動機で就職したかは記事からは不明だが。 「はだしのゲン」とか見ても、当時の広島ではABCCへの反感はかなり残ってたと思うんだが。 そういうこととまったく別にICRP的な放射線防護理論を指導されたんだろう。 理論体系らしきものは、日本ではそれしかなかったはずだから。
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人体への放射線の影響(基本知識) ツイート 関連ページ 低線量での健康被害(ガン・白血病) 日本放射線影響協会冊子より 引用(重要と思われる部分を抜粋、一部の表現の変更) http //www.rea.or.jp/wakaruhon/mokuji.html 人体に放射線があたったとき 自然放射線でも変わることはありません。あくまで受けた放射線の量が問題なのです。 細胞への影響 放射線には電離作用があります。放射線が細胞にあたると、細胞の中にあるタンパク質や核酸といった物 質に電離作用が働きますが、放射線の量が大きく電離作用も多いと、 細胞にいろいろな影響が出てきます。次にその幾つかを例示します。 酵素機能の低下大量の放射線を受けると、細胞の働きを助けている酵素の機能は電離作用の影響によって低下します。その 結果として細胞の機能も低下します。 細胞分裂の遅れ大量の放射線を受けると、電離作用の影響によって細胞分裂は一時的に遅れますが、やがて回復します。 (ガラス皿で培養しているニワトリの細胞にガンマ線1万ミリ シーベルトをかけた場合、細胞分裂の回数は低下し、2時間後に分 裂回数がゼロになりましたが、7時間程度で回復しました) 遺伝子損傷・・・電離作用は遺伝子を傷つけ、線量が多いと細 胞の死を招きます。 人体への影響 放射線を受けた場合の人体への影響は、大きく2つに分けられま す。1つは放射線を受けた人の体に出る「身体的影響」であり、もう1つはその人の子孫にあらわれるかもしれない「遺伝的影響」で す。 身体的影響はまた、2つに分けられます。放射線を受けて数週間以内に症状が出る「急性障害」と、数カ月から数年後になって症状が出てくる「晩発障害」です。なお人が生まれる前の、つまり母親の胎内での被ばくによる影響も身体的影響の1つであり、胎児の場合にも急性障害と晩発障害があります。 こうした影響は、受けた放射線の種類や量、全身に受けたのか体のごく1部に受けたのかによって、異なります。 急性障害の例では、 全身に一度に1000ミリシーベルト程度の放射線を受けると、吐き気がしたり吐いたりします。また全身が だるい感じがします。 一度に4000ミリシーベルト程度を全身に受けると、受けた人の半数が死んでしまいます。 晩発障害は、放射線を受けてからある程度時間が経過した後に症状が出るものですが、この症状が出るまでの期間を潜伏期といいま す。広島・長崎の被ばく者でみると、例えば眼に5000ミリシ ーベルト程度受けると、数カ月から数年後に白内障になる人が出て きます。がんも晩発障害の1つで、潜伏期があります。 次に遺伝的影響ですが、精子や卵子の遺伝子が放射線によって変化してそれが子や孫に伝えられると、障害をもつ子ができる可能性があります。そのようなことが起きるのは動物実験では確かめられ ていますが、人間の場合、広島・長崎の被ばく者の調査をはじめそのほかの調査でも、遺伝への影響は認められていません。 しきい値 確定的影響については前に述べたとおりある線量以上にならないと影響が出ないので、しきい値が存在することになります。 確率的影響のしきい値の有無については諸説あって今のところはっきりしていませんが、放射線から人を守るための基準、つまり放射線防護の基準を検討している国際放射線防護委員会(ICRP)では、人が受ける放射線の線量はできるだけ少なくしておく方がより安全であるという立場から、現在のところはしきい値がないとし て、つまりどんなに低い線量でもそれなりの影響があると仮定して、 放射線防護の基準を決めています。なお原爆を受けた人たちの調査 などからも、人間では200ミリシーベルト以下というような低い線量では、がんによる死亡者が余計に発生したという明確な結果は出ていません。また先にも述べたように、遺伝的障害については、 原爆被ばくのように高い線量でも影響はみられません。 自然放射線の高い地域の調査 ブラジルや中国、インドのように、自然放射線が日本の何倍も高い地域におけるがん発生率などの調査が世界のいろいろな機関で行 われていますが、このような地域でもがんが多いということはありません。 ブラジルのガラパリ地区には1万2,000人が住んでいますが、放射性物質を多く含んだモナザイト砂からくる放射線を受けていま す。線量は年間平均10ミリシーベルトにもなります。この人々について調査がされていますが、がんがとくに多いなどの特別な異常は認められていません。 関連:放射線量について